「書留(かきとめ)」とは、引受から配達までの全経路が記録が残り、事故があった場合には差出人が事前に申し出た損害額の範囲内でその実損額が弁償される郵便制度ことをいいます。
尚、簡易書留のほうが、一般書留よりも補償金額が低い代わりに、料金が安くなっています。
概要
(1)一般書留:+420円で、配達経路が記録が残る。10万円までの補償付。
(2)簡易書留:+350円で、配達経路が記録が残る。5万円までの補償付。
(3)配達記録:+210円で、配達経路が記録が残る。補償無し。
(4)配達証明:一般書留に+300円で、配達しましたという配達証明書が差出人に届く。
書留に関する詳しい解説
(1)一般書留
利用料金は、追加で420円。
郵便物の引き受け(受付)・中継・配達までの各段階の経路で、郵便物1通1通の取扱郵便局名と日時の記録が残ります。
補償は10万円までとなっています。
(2)簡易書留
利用料金は、追加で350円。
簡易書留は、一般書留と異なり、中継段階の記録は省かれ、郵便物の引き受け(受付)と配達の取扱郵便局名と日時の記録が残ります。記録の方法は一般書留と同じになります。
補償は5万円までとなっています。
(3)配達記録郵便
利用料金は、追加で210円。
配達記録郵便は、一般書留と異なり、中継段階の記録は省かれ、郵便物の引き受け(受付)と配達の取扱郵便局名と日時の記録が残ります。記録の方法は一般書留と同じになります。
補償はついていません。
書留と同じように手渡し(受取時に印鑑が必要)になります。
配達記録郵便は、簡易書留の記録が残るサービスから、事故があった場合の損害賠償が除かれた、安い料金で利用できるサービスと考えて下さい。
尚、1990年代に始まった郵便としては新しいサービスです。
(4)配達証明
一般書留を利用している場合に利用できます。
利用料金は、追加で300円。
配達したこと(相手に届いたこと)を証明する「配達証明書(はがき)」が差出人に届くオプションサービスです。
インターネットで確認できる追跡サービス
書留や配達記録郵便は、インターネットや電話で確認できる追跡サービスがあります。
郵便物の登録番号から、受取人への配達日時が確認できます。
http://tracking.post.japanpost.jp/service/jsp/refi/DP311-00100.jsp
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